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合わないのは仕方がない。 けれど、合わないからといって愛さないのは、小我=わがままです。
親と子でも、ほかの人間関係と変わりません。

バスで隣り合った人が嫌いなタイプだからといって、「あっちに座ってよ」などと言えるルールやマナーは絶対に必要なのです。 社会のほかの人間関係の中で、「あなたのことが嫌い。
だからあっちへ行って」と平気で言える関係などあるでしょうか。 子どもの側から見ても、同じことが言えます。
子どもの中にも、親のことが嫌いな子がいるでしょう。 小我の目で見ると、「親のこういうところが嫌い」という部分はあるはずです。
子どもは子どもなりに、大我の愛を親に向けてくれているのです。 親子ともに、お互いに大我の愛を注がないと、家庭内暴力が生じたり、虐待になったりしていきます。
では盲目的にかわいがればいいのかというと、それも違います。 過保護にかわいがりすぎる人も、本当に相手のためになることは何か、ということに無自覚な点で、小我なのです。
家庭内の人間関係も、社会の人間関係も同じ。 きちんと意識して、襟をただして子どもと向き合ってください。
大人として、人生の先輩として、子どもに大我の愛を注いでください。 でも、どうしても大我の愛を持てない、虐待にまでエスカレートしてしまっている、という自分に気づいたら、迷わず専門の病院を訪ねて、カウンセリングを受けるべきです。もし自分のそばに子どもを置いておくと、どうなるかわからない、というような事態であれば、ギブアップする勇気も必要です。
まずは実家や親戚などに、一時的にあずかってもらえないか頼んでください。 無理なら、施設を利用することです。

子どもを捨てることではありません。 子どものためを思う大我の愛です。
世間はそうは見ないかもしれませんが、施設にあずける動機が大我にもとづく愛であればいいのです。 愛を持ってあずけようとするのであれば、自分でしっかり調べていい施設を探すはずです。
子どもは敏感にその愛をキャッチします。 「施設にあずけるなんて……」と咎めません。
お互いのためにそういう道を選んだのだ、ということが伝わるからです。 無理することで虐待が生じるなら、思い切ってギブアップすること。

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